令和3年度 第4回介護支援専門員・生活相談員研修
研修報告
令和3年10月20日(水)の午前、午後に磐田市高齢者支援課と白寿会主任介護支援専門員の会共催による第4回介護支援専門員・生活相談員研修をオンラインで開催しました。今回のテーマは、「人工透析とケアマネジメント」と題して、講義と演習を行いました。
講義では、人工透析治療に長年携わってきた三室先生(看護師)をお招きして、人工透析の概要、人工透析に至る疾患、日常生活の指導、介護支援専門員に望むことなどのご講義をいただきました。また、白寿園研修センターからは、人工透析治療を受けている方への支援制度や社会資源について、透析治療に係る自己負担の軽減制度や、内部障害者に関する支援、さらには、障害基礎年金や税金のことなどをお伝えしました。
研修開催に先立ち、私たちは、参加者の皆様にご協力いただきアンケート調査を実施しました。今回の参加者全171名中、「透析患者のケースを担当している/したことがある」と答えた方は、65%にあたる112名でした。この数字は、透析をテーマとした今回の研修受講者を対象としたものであり、担当の経験が高くなっていると思われますが、それでも、一定数の介護支援専門員の方々が、透析治療を受けておられる方のケアマネジメントを担っていることは確認できました。
研修の後半では、創作事例をもとに、人工透析治療を受けている方のケアプランをどのように作成するか、グループごとに話し合っていただきました。ここでは、前回の研修でお伝えした「ケアプラン新様式」を用いての演習としました。特に、第1表の課題分析結果や緊急事態の想定、第2表のサービス内容などの書き方を学んでいただきました。
次回の研修は、12月16日(木)を予定しています。コロナの感染状況にもよりますが、次回もZoomを用いたオンライン研修を考えています。令和3年度第5回研修のテーマは「家族支援」を計画しています。ここでは、話題となっている「ヤングケアラー」の問題、「介護休業」の制度、そして、注目を集めている「適切なケアマネジメント手法」についても触れ、そこで示されている「基本的ケア」の中の「家族等への支援」を紹介したいと考えています。ぜひ、ご参加ください。お待ちしています。